伝統工芸士 加藤さんの日記

平成三十一年  初雪

2月1日 去年末からのカラカラ天気で ここらでひとあめ欲しいなと思っていましたが。

関東地方で雪が降りました。

もちろん真壁でも初雪でした。

    

                   

筑波山から足尾山・加波山の山脈に朝日が当たって綺麗な光景でした。

         大雪にならずに程よく降ってくれると燈籠の景色も良いのですが、最強寒波とかよく耳にしますので全国的にあまり雪の被害が無い様に祈ります。

 

平成三十一年 仕事始め

新年明けましておめでとうございます。

毎年 一月五日は、加藤石材の仕事始めの日です。

ちょうど良い大きさの真壁石(多喜石)に、当たり矢・三・五・七の縁起の良い数をノミ切で刻みます。

       

その前に お酒・お米・塩・鰹節をお供えして

石と道具を並べて今年1年の無事と商売繁盛を御祈願します。

もう真壁ではこの様な昔ながらの仕事始めの儀式をしているのは加藤石材だけになってしまいました。

ちなみに今年 親方は、79歳です。

今年も宜しくお願い申し上げます。

 

永代供養 如意輪観音像

宮城県のS様より、先祖代々の墓地を「永代供養墓」に改修して、「如意輪観音像」を据えたいとのご依頼が有り製作・工事を承りました。

 

      古いお石塔や供養塔を1か所にまとめて安置して、如意輪観音像を中心に安置し、シンプルなデザインで仕上げて欲しいとのご依頼でしたのでその事を心掛けて作業に取り掛かりました。

         如意輪観音像もお施主さんの思っているイメージに合わせ彫り上げました。  

                       台石を二段付け、一石五輪塔を二基 観音像の元に据え付けて完成しました。

         数ある石屋さんから加藤石材を選んで頂き、理想通りに出来たとの評価を貰って職人冥利に尽きます。

       

       有り難う御座いました。

            

桃山学園 職業フォーラム授業

今年度よりスタートした真壁小学校と椎尾小学校 桃山中学校の一貫校

「桜川市立桃山学園」ですが、その中で真壁小学校から継続されてている

「職業フォーラム授業」に石燈籠製作についての講師として参加して来ました。

                  例年でしたら、5・6年生からの授業でしたが、今回からは、3年生から6年生までの児童で 1回25分の授業を3回行いました。

       さすがに椎尾小と真壁小が合併しただけあって1回のチームの人数が今までの倍位、15~20人でした、そこに1・2年生が見学に回ってきたりしてかなり賑やかになりました。

       一通りの石の歴史や伝統工芸品についての説明をした後に、実際に道具を持って石を叩いてもらい、石の固さや道具の重さなどを体験して物造りの楽しさと大変さを感じて貰いました。

         1回の授業時間が25分と言う事も有りもうちょっと色々な石の話をしたかったのですが、これからも「石の街 真壁」を子供の頃から頭の片隅に置いてもらえるよう学校からの依頼が有る限りは、協力を惜しまないつもりでいます。

いばらきストーンフェスティバル2018

毎年恒例の「いばらきストーンフェスティバル2018」が笠間芸術の森公園で秋晴れの中開催されました。

      今年のフェスティバルは開催期間中、快晴に恵まれて沢山のお客様に来場頂きました。

        今回、真壁石燈籠の石屋さんも小間割の関係上 ばらばらの出展ブースになってしまいました。

              加藤石材の出展風景です、たまには人間も映らせて貰いました。

 

       石割り・石積みや、伝統工芸士会のノミ切りでのカエル製作などの実演も行いお客様には、石の加工の難しさなどを実感して貰えたと思います。

石材業界もいろいろ厳しいですが、これからもどんどん石の良さを発信していきます。

 

 

 

 

 

 

棗(なつめ)形水鉢製作

先日、棗形水鉢の高さ三尺(約1m)の製作依頼が有りました。

そこで、親方が取り掛かる事になりましたのでその作業風景をお知らせします。

三尺物と言うと写真の通りかなりの大きさです、これをノミ切り作業で形作っていきます。

石は、真壁石で結構硬い石です。

 

棗形のようなシンプルな形の水鉢は、かえって全体のバランスが重要になるため難しく永年の感覚で恰好をビシャンで整えて行きます。

最後に水穴を仕上げて完成させました。

昭和15年1月20日生まれ 78歳、年齢的にはかなりのハードな作業だったと思いますが、まだまだ現役 少なくとも80歳位までは活躍してくれるでしょう!

 

 

桃山学園 ふるさと真壁探検隊

今年度からスタートした 小中一貫校 桃山学園ですが。

旧真壁小学校から続いています、夏休みの自由学習「ふるさと真壁探検隊」で石燈籠の勉強に7名の子供たちが先日の8年生に引き続きやってきてくれました。

引率の先生と共に、真壁石の歴史から加工道具の説明や伝統的工芸品真壁石燈籠の説明を経て実際に石材を叩いたり、削ったりしながら 手仕事の大変さなどを体験してもらいました。

最初の頃は、初めて使う道具ですので恐る恐る使っていますが、少しの時間で楽しそうに石を削ったり叩いたりするようになり嬉しく感心して見ています。          

最後に実際の燈籠の説明をして解散しました。                                      この間の8年生に続き将来、石材業に携わる様な選択が出来るように我々がもっと精進して真壁の石屋を残していかなければなりません。                                  

桃山学園8年生 職場体験授業

今年度より、桃山中学校・真壁小学校・椎尾小学校が統合されて

小中一貫校の「桃山学園」が誕生しました。

その授業の一部として、夏休みに 職場体験授業に 8年生(旧中学2年生)の2名が石材業の勉強に朝から来てくれました。

まず、午前中は真壁石の採掘元の寺西石材(株)の採石場で石材の切り出し作業から体験してもらいました。

まずは、学校の校舎よりも大きな石の壁に圧倒されていました、次に、実際に石を割る作業をたいけんしています。

次に、山で切り出した石材を切断したり研磨したり加工の見学に向かいました。

午後の部は、加藤石材で真壁石の歴史や、伝統的工芸品真壁石燈籠の説明や道具を使って石の加工を体験してもらいました。

途中からは、先生も参加しての加工体験です。

最後に石工房に移動して実際の燈籠製作を見学して解散です。

8年生(中学2年生)となれば、将来の進路を考える時だと思います、色々な選択肢の中で石材業という選択も頭の隅に置いていてもらって良い後継者が出来ればと願うばかりです。

今回、寺西石材さんの協力のもと有意義な体験が出来たのではないでしょうか。

新潟三越「全国職人工芸展」

前回の水戸京成百貨店「全国職人芸展」に続いて

新潟三越で開催された「全国職人工芸展」に参加して来ました。

こちらも初参加と言うより、新潟県での展示会が初めてです。

百貨店さんの方でも石燈籠は初めてと言う事で広告や館内の告知等で力を入れて宣伝してくれました。

展示スペースもいい感じに分かりやすくレイアウト出来ました。

今回も 寺西石材(株)の寺西俊雄さんにも協力してもらい大変助かりました。

 

 

上の写真のプレートは新潟市のシンボルと言って良い国の重要文化財に指定されている            「萬代橋」の笠石をスライスしたものに図柄を彫刻して、記念プレートにしたものです。              この萬代橋に使用されている石材はすべて 寺西石材(株)の真壁中目石(多喜石)製だそうです。    勉強不足で初めて知りました。  

今回、新潟まで来ましたが、新しい情報や職人さん達 特に、良い石製品を探していたのだがなかなか見つからなかったけれど、良いものを見られたと言うお客様が何人かおられました、実りのある催事に参加させて貰い有意義な一週間でした。

 

水戸京成百貨店「全国職人芸展」

水戸京成百貨店で開催された「全国職人芸展」に参加させて貰いました。

全国から職人さん達が集まりましたが、なんとなく地元茨城県代表みたいな雰囲気になりました。

 

真壁石燈籠・加藤石材は今回初参加でしたが、小間スペースをかなり大きく取ってもらい、なかなか空間を有効に使っての展示に苦労しました。

2日目からは、会場入り口のエスカレーター降り口の見付けに特別に展示コーナーを設けて貰い 坪庭風に作って見ました。

今回、真壁中目石(多喜石)の採掘元でもある 「寺西石材(株)」にも百貨店での催事を経験したいとの事でしたので、協力して頂きました。

茨城県の方は、地元に沢山 石屋さんが有りますので、百貨店で石を購入すると言うのはなかなか難しいと思いますが、これからも機会が有れば参加して見ようかと思っています。