岡山大会での1日

11月3日~5日のコンベックス岡山で開催されていた「KOUGEI  EXPO  IN   OKAYAMA]に出展中に1日休みを貰って日本三名園の一つである「岡山後楽園」に行ってきました。

ここには、名物の燈籠「蛍形」や色々な燈籠や石造物などが有り、石に携わる者として前から一度は行ってみたい場所でしたが、やっと願いが叶いました。

この「蛍形」の独特なデザインは当時、この形を考えた方に感服します。

その他にも園路や前庭など至る所に石燈籠が有り、半日くらい石を見ていても飽きませんでした。

    この石組の面白さは何とも言えません、よくこの形の石を探して組んだものです。

そして、素晴らしかったのが池に鎮座している大岩です、あまりに大きくて山から運べなかった石をお殿様の支持で、小さく割って運びまたこの場所で組み上げたそうです。

当時の石工さんの高度な技術と苦労が分かって感動しました。

石ばかりに目が行ってしまって、あまり全体の風景や庭の作りの写真を撮るのを忘れました。

まだまだ石造物は有りました、この遊び心と言うか、ちょっとした所に細かな意匠が施されていて、中世の瀬戸内地方の石の文化の高さを痛感しました、何か今後の制作のヒントになりそうです。

岡山城が令和の大改修後一周年との事で漆黒のお城と真っ白な漆喰壁が奇麗でちょうど良いタイミングに出会えました。