令和二年 仕事始め

新年明けましておめでとう御座います。

令和二年 一月五日 恒例の加藤石材の仕事始めを行いました。

真壁石に三・五・七をノミ切りで彫りだし、次に当たり矢を彫刻する昔からの真壁の石屋の正月の儀式です。

今年は、去年の10月に伝統工芸士の認定試験を受験した3名のうち 寺西さん、渡辺さんの2名が参加してくれました。寺西さんは会社が寺西石材(株)で真壁石の採石もしているので、今回 仕事始め用にかなり大きめの真壁中目石を提供して頂きました。

寺西さんです。

渡辺さんです。 

例年ですと、石を起こした状態でノミ切りするのですが石が大きいため寝せた状態で彫り上げました。

彫り上がったら、御神酒・塩・お米・鰹節をお供えして、道具を置いて一年の仕事の無事と商売繁盛を祈念します。

今、真壁では、この正月の仕事始めの儀式を行っているのは加藤石材一件のみになっていましたが、来年からは二件増えそうです。

真壁の石工の良い伝統がだんだん復活していけば良いなと今年は、特別に祈念しました。

                 今 年 も 宜 し く お 願 い 致 し ま す 。