筑波山地域ジオパークジオツアー

12月4日 筑波大学大学院自然保護寄付講座「ジオパーク論」の専攻での、ジオパークツアーで学生の皆さんが去年に引き続き地場産業である石材業を見学に来ました。

筑波山周辺の石材や産業を知ってジオパーク理念や仕組みについて広く学ぶと言う事です。

今回のツアーでは、寺西石材(株)の採石場の見学や、小田部鋳造の梵鐘造りを経て加藤石材で真壁石燈籠制作の話と実際の作業を見学して貰いました。

去年のツアーでは原石採掘の話からしたのですが、今年は寺西石材さんの採石場に寄ってからでしたので詳しくは省き同じ真壁石でも燈籠と墓石では使用する石質の違いなどから話をして、伝統的工芸品や真壁石の歴史などを説明して実際に作業の様子を見学して貰いました。

寺西石材の寺西俊雄君が応援に駆け付けてくれたので丁度良いタイミングだったので助手をやって貰いました。

その後 学生の皆さんにも道具を持って石の加工を体験して貰ったのですが、結構 興味深々でやってくれました。

その後、展示場に移動して、石燈籠の成り立ちや地震にも耐える石燈籠の構造などを説明して解散となりました。

ジオパークと言うと自然保護や環境破壊対策などのイメージが有りますが

自然・文化遺産を保全しながら、観光や教育などの持続的な地域振興につながる様々な活動を推進するための仕組みでもあるそうです。

古くから石材や窯業を生業として来た、筑波山周辺の文化を広めてくれる事を願います。

最後に筑波大学大学院 杉原先生・つくば市観光推進課ジオパーク室 亀澤室長には色々とお骨折り頂き有り難う御座いました。