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地蔵尊の修復

明治時代にお顔やその他が破損したと言う文献が残っている地蔵尊座像の修復のご依頼が有りました。

座像で身の丈が約五尺(約150cm)有る大きなお地蔵様です。

お寺様に調査に伺った際は、まだお顔が接着された居ましたが、加藤石材の工場にお出まし頂いた時には、完全にお顔が落ちていました。

群馬県前橋市のお寺様に在りましたので、材料は赤城小松石で、まずその色目や石目に合った材料を探すことから始めます。

それを破損した部分の大体のサイズに切削して修復作業に取り掛かります。

今回は、お顔だけでなく、錫杖と宝珠を持っていたと思われる手の部分も補修しました。

なるべく古い部分を残して傷んだ部分だけを補強補修します。

参考になる様な資料を探して作業を進めていきます。

お体に接着するまでに形を合わせて補強金具を入れて接着補修します。

最後に古い所と似たように古色を付けて完了です。

明治期より百数十年ぶりに元の姿にお戻りになりました。